目の位置がおかしい・目を細めている

【近視・遠視などの屈折異常】
目の構造はカメラに似ており、前方にある角膜と水晶体はレンズにあたり、後方にある網膜に焦点を合わせることで、ものが見える仕組みになっています。遠方から来た光が網膜にぴったり焦点を結ぶ目を正視眼といいます。一方、焦点が網膜の前方または後方にずれた目を、それぞれ近視眼または遠視眼と呼びます。どちらの場合も、焦点が網膜に合わなくなるため、像がぼけて見えることになります。近視眼では目を細めると網膜近くに焦点を合わせることができるので、見やすくなります。小学生以降で近視が進行すると無意識に細めるようになることが多いです。細めることが多くなると、頭痛や目の疲れなどの症状が出てくることがありますので、早めに視力検査を受けて、必要であれば眼鏡装用となります。また、遠視の場合は弱視や斜視の原因になることがありますので、目の位置の異常や3歳時検診で視力が出にくいといった指摘があれば、早めに眼科受診をして下さい。